読み・書き・算盤

 少し早いですが、やはり3月に入ると気持ちも華やいでくる桜の開花が話題となります。今年の気象庁開花予報では平年並みのところが多いとのことですが、もう今から待ち遠しいことです。

 また、最近いろんなスポーツ界で日本の若いアスリート達の活躍が目立っています。2020年東京オリンピックに向けて更に良い弾みになってほしいと思います。
 今月25日から開幕のプロ野球界でも監督の世代交代で若い指導者の率いるチームの対戦とその采配が今から楽しみです。

そして、何より3月11日、被災から5年が経つ東日本大震災・原発事故です。決して風化させることなく、今なお復興中の被災地に長く心を寄せていかなければなりません。

 ところで、私は今期放送中の朝の連続テレビ小説を毎朝楽しみにしているのですが、3月に入りいよいよ面白くなってきました。(実際は毎晩録画を見てます)そこに登場するヒロインが、出くわす困難・難問・新しい感動に接したときに発する『びっくりぽん』と言う台詞に、何事もまず受け入れ、それに向かって突き進むという潔さと心地よさの響きを感じるのは私だけでしょうか。このヒロインは幕末から明治・大正の時代に女性実業家・教育者・社会運動家として活躍した実在した女性がモデルで、その生涯のドラマとなっています。ドラマの中で、そのヒロインが幼いころ、許婚(いいなずけ)の大阪名門両替屋の二男からプレゼントされた赤い可愛い「算盤」がきっかけで商売に興味を持ち、のち実業家の道に進んで行く事になります。

 その昔、日常生活に必要な基礎能力として「読み・書き・算盤」が必須でした。
 今、当社で、バンコク バカラ会社として当てはめ何になるか考えてみると基本・詳細設計をし、実施費用を積算し、現場で実際に作ってみるという一貫したプロセスを経験すること・こなすことがエンジニアとしての必須と思います。人が資本の我社では、このプロセスを通じて実際の現場での「ものづくり」を通して一人前に育っていくものと信じています。昨今、このような貴重な経験の機会・場が少なくなり、大手会社などでは分業化もよく見られます。

 議論はいろいろあると思いますが、設計がいかに優れた構造体でも予算内に収まらなければ見直しになります。また、施工上・工程上の困難や維持管理コストが膨大になるようなら見直しになります。依り良い設計をする為にも、一連のプロセスを体験できる場を多く作り、困難な場面に出くわしても『びっくりぽん』の精神で設計にフィードバックできるバンコク バカラとしての「読み・書き・算盤」を積極的に養っていくことが必要だと思います。


記:営業部長 坪井泰紀

坪井泰紀

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バンコク バカラの総合エンジニアリングを支える社員。

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